Kriya Yoga Site FAQ


質問: ババジは、クリヤ・ヨーガを教えるために、ヨガナンダをアメリカに送ったのだと思っていました。なぜ、ババジは、他の人を通して教えられる技法を必要としたのですか

ババジのクリヤ・ヨーガ: ボストンの歯科医、ルイス博士(ヨガナンダのアメリカでの活動を初期に援助した)の娘さんによれば、ヨガナンダはアメリカで5年努力した後、西洋人に受け入れられやすいように彼の教えに修正を加えたのです。ヒンドゥー教のスワミが指導する外国の教えに疑いを持つキリスト教徒たちの抵抗を克服するためには、修正が必要だと彼は感じたのです。その結果、ヨガナンダは非常に有名になりました。彼は西洋にヨーガを伝えた偉大なパイオニアの一人であり、聴衆の無知と抵抗を克服することができました。しかし、西洋人をヨーガの道に惹きつけるために彼が行った試みは、奇跡的な行いに焦点を置くものとなってしまったのです。「自叙伝」の読者のほとんどは、ヨーガの道にロマンチックな幻想を抱いて去ってしまいます。彼らは、多くの非現実的な期待を抱き、ヨーガに本当に必要な訓練への準備ができていないのです。

「あるヨギの自叙伝」の初版には(SRFが改版を重ねる前)、ヨガナンダの優しい人間らしさが見られ、読者は、ババジをクリヤ・ヨーガの唯一のグルとみなすことができました。その後、SRFへの言及が150回以上にわたって加えられてきたのです。初版にはあったものが丸ごと削除され部分もあります。最近のSRFは、自分たちを宗教と定義しています。これは、ヨガナンダがヨーガについて教えたことすべてに反しているように思われます。

ヨガナンダの後を継いだ者たちと接触したほとんどの人々は、ババジの存在とババジが現在も行っている活動を否定するか、あるいは大部分を無視してしまっています。ヨガナンダは、彼の教えの維持を彼が設立した。 Self Realization Fellowship へ託しました。それは、彼の本の出版と通信教育でした。これにより、ヨガナンダがアメリカで作り上げたクリヤ・ヨーガの形でイニシエーションを行い続けることができるのです。
ヨガナンダは言いました、誰も私の代わりとしてSRFのグルの地位を引き継がない、通信教育のコースがグルの役割を果たすと。

ヨガナンダはどうしてグルの役割を誰にも託さなかったのか、と思われるでしょう。グルの役割を託す代わりにヨガナンダは、一連のレッスンを選び、このレッスンの流通に関してSRFに管理を任せたのです。真我実現にはたいてい人から人への伝授か、真我実現を達成した人物(組織ではなく)と準備の整った熱願者との長期にわたる関係が必要なのです。

ヨガナンダは自分の著作の著作権をSRFに与えませんでした。この件に関する6年にわたる訴訟の後(多額の費用を費やした)、2001年の初旬カリフォルニア上訴裁判所は、カリフォルニア高等裁判所の決定を支持し、ヨガナンダの親族に著作権があることを認めました。この事実と、ここには述べられていない他の事実から、ヨガナンダが彼の仕事を誰が継承することになるのかを理解し、またババジ(クリヤ・ヨガの生けるグル)が「いつ・どこで・どのような方法で」を決定するということを知っていた、ということ示しているのです。

 

質問: SRFはなぜ、ババジが今も肉体を持って存在しているということを否定するのですか?

ババジのクリヤ・ヨーガ: 今日、「ババジはもはや肉体を持って存在してはいない」という声明がSRFなどから出されているため、ババジの存在が見えにくくなってしまっています。これは、「見たことがないから日本は存在しない」と言っているようなものです。「あるヨギの自叙伝」の中でババジは自ら、肉体の状態をこれから数千年続けると言っています。1950年の初頭以来、ババジと接触を持つことはできないというのがSRFの立場です。要するに、ババジは、クリヤ・ヨーガの唯一のグル、生ける源ではなく歴史上の人物、良くてカソリック教会の聖者のようなものにされてしまっているのです。

 

質問: なぜクリヤ・ヨーガの教師の中には、数種類の技法しか教えない者がいるのですか?

ババジのクリヤ・ヨーガ: 今日、クリヤ・ヨーガの教師の中には数種類の技法だけを教えている者たちがいます。それは、ヨガナンダが西洋人のために修正を加え、大講堂で行われた1時間半のイニシエーションで伝授したものなのです。さまざまなところから寄せ集めた技法をクリヤ・ヨーガとして独自に推進している者もいますが、ババジともババジの流れとも全く関係がありません。神とババジへの愛と献身はクリヤ・ヨーガの効果を引き出すためには不可欠なものです。心からの愛と献身によって、自らの身体、マインド、ハート、行動に神の慈悲を経験することができるのです。木と同じように、根をとおして栄養がもたらされ、我々のすることすべてが実を結ぶようになるのです。教師が教えの源を忘れてしまってはいけないのです。ババジは、ババジとババジの仕事に自らを捧げる者たちを通して働くのです。

 

質問: ババジのクリヤ・ヨーガが教えている技法は、SRFで教えられるものと同じですか?

ババジのクリヤ・ヨーガ: プラーナヤーマは非常によく似ていますが、違いも多くあります。ババジのクリヤ・ヨーガは、総合ヨーガであり、5つの分野からなっており、人間の5つの体すべてで変容をもたらすようになっています。クリヤ・ハタ・ヨーガは肉体、クリヤ・クンダリニー・プラーナヤーマは生気体、クリヤ・ディヤーナ(つまり瞑想)はメンタル体、クリヤ・マントラは知性体、クリヤ・バクティ(愛と献身)は霊体の変容をもたらします。

 

質問: これらの技法はどこから来ているのですか?

ババジのクリヤ・ヨーガ: 1954年、ヒマラヤ山中のバドリナート近くにあるアシュラムで6ヶ月にわたり、ババジはヨーギー・ラマイアに、アーサナ、呼吸法、瞑想法、マントラ、そして献身的な行為から成る144の技法すべてを直伝しました。ラマイアはヨギとして花開き、ババジのクリヤ・ヨーガとして知られるこの技法を世界中の人々に伝授し始めました。1970年から71年にかけて、マーシャル・ゴヴィンダン(サッチダナンダ)に144の技法すべてを伝授しました。ゴビンダンは、インド、アメリカ、カナダにあるヨーギー・マライアのアシュラムで一日平均8時間を技法の実践に当てる生活を18年間続けました。1983年、厳しい条件を満たすことができれば、クリヤ・ヨーガの技法を他に伝授する資格を与えるとヨーギー・ラマイアはゴビンダンに言ったのです。ゴヴィンダンはその条件を1988年に満たしました。するとゴビンダンの前に、ババジが直接現れ、クリヤ・ヨーガを他の者たちに教えるように指示したのです。

ゴヴィンダンは、1989年以来10000人以上の人々にイニシエーションを行ってきました。技法は体系的に教えられ、実践されています。規則正しく実践を続けていけば、すべてのレベルにおいて徐々に変容がもたらされます。イニシエーションには、3つのレベルがあります。初級コースでは、サットグルであるババジと霊的なつながりをもつための瞑想法「ババジ・サンヤマ・クリヤ」が伝授されます。ババジは、弟子のタイプに合わせてそれぞれを導き、徐々に自分自身を明らかにします。ババジとわれわれ一人一人の関係は、どれも独特なもので、個人の必要や性質によっているのです。ババジはわれわれの個人的なグルなのです。われわらのハートが開くにつれて、ババジとの霊的つながりは普遍的な愛のヴィジョンへと拡大していきます。すべての中にババジを見るようになるのです。

 

質問: ヘラカンババとして知られているグルは、クリヤ・ヨーガのババジと同一人物ですか?

ババジのクリヤ・ヨーガ: 1971年、ヘラカン村の近くの洞窟で超自然的な力を持った若者が発見されました。ヘラカン・ババと呼ばれるようになり、復活運動の推進者であるレオナルド・オーとサンドラ・レイが「不死身のババジ」に違いないとヘラカン・ババを宣伝しました。美しい10代の少年であるヘラカン・ババの写真と、帰依者によって書かれた彼に関する書籍のために、混乱がおきてしまっています。ヘラカン・ババがどんなに崇高な人物だったとしても、不死身のババジと同一視することは出来ないのです。何度も「あなたはババジではないですか?」「ババジですよね」と問いただされたため、とうとうヘラカン・ババは反論するのをやめ「あなたがそう言うなら、私はババジ、ババジなのでしょう」と答えたのです。ヘラカン・ババは、独自の規則を持ったアシュラムを作り、1983年に毒物中毒で亡くなりました。ババジらしさを表してはいなかった。クリヤ・ヨガを教えることもなかった。われわれが調査したところによると、彼は、イギリス人で公務員をしていたウィルソン氏とお手伝いとの間の非嫡出子でした。ラニケットにはまだウィルソン氏の家族が住んでいます。そこではヘラカン・ババのことをウィルソン・ババと言っています。ヘラカン・ババは悪名高いタントラの教師、ナインタル・ババに5歳から育てられました。ナインタル・ババは、ヘラカン・ババに他人の夢への現れ方などを教え、ヘラカン・ババはタントラの力を身につけました。このナインタル・ババは自分がババジであると主張していたのです。

 

質問: ババジは今でもときどき肉体の姿で弟子たちの前に現れるのですか?

ババジのクリヤ・ヨーガ: 幸いにも、ババジは自らの仕事を行うのに都合のいい匿名性のヴェールから時々出てきてくれます。1970代の初頭、ババジはヒマラヤの丘陵地帯でスワミ・サッティヤスワラナンダの前に現れ、ラヒリ・マハサヤの著作を翻訳して出版するように依頼しました。カリフォルニア州サンディエゴで、「サンスクリットの古典 (Sanskrit Classics)」としてシリーズになっています。ラヒリ・マハサヤの孫のシベンドゥ・ラヒリも、1980年代後半にババジが自宅に訪ねてきたと言っています。ババジが、世界中でクリヤ・ヨーガを伝授している彼の功績をたたえてくれた、と言われています。ババジは1999年の10月に2度、生気体(バイタル体)でゴヴィンダンにダルシャンを与えています。標高5000メートル、バドリナートの北30キロの、アラカナンタ川の源流でそれは起こりました。ババジは赤銅色の髪の毛をした光り輝く若者で白いドーティー(腰布)だけを身につけていました。ババジはゴヴィンダンが足に触れることを許してくれました。

ババジは、ゴヴィンダンへの個人的な指導と2年前に設立していたBabaji’s Kriya Yoga Order of Acharyas への祝福を与えてくれました。

 

質問: ババジのクリヤ・ヨーガの目的は、潜在的な力を獲得したりババジのように不死身になることですか?

ババジのクリヤ・ヨーガ: ババジの源であるシッダの文化を正しく認識しなければ、ババジが誰なのか、またババジの壮大さを理解することはできないでしょう。どこかの天国に逃避する代わりに、シッダたちは自分の内に神の存在を認めた時、すべてを神性に明け渡し、神性がすべてのレベルに現れることを望んのです。人間性の完全な変容を望んだのです。クリヤ・ヨーガを実践する者たちの視線は、シッディや不死身の達成ではなく、この人間性の完全な変容にあるべきです。人間性のこの完全の変容が、ババジのクリヤ・ヨーガの最終目標なのです。

シッダ・ティルムラルは2世紀から4世紀に著した「ティルマンディラム」の中の宝石のような3000の詩で、シッダが達成したものの一端とその深さを明らかにしています。ティルムラルが、ババジのグルのボーガナタルや、よく知られたヨギのパタンジャリと兄弟弟子であることがわれわれの調査でわかっています。シッダの著作のほとんどはタミル語とサンスクリット語を母語とする地域以外では翻訳されて来ませんでしたが、優れた研究がいくつか存在しています。カミル・ズヴェリビル博士の Poet’s of the Powers とデビット・ゴードン・ホワイト教授の The Alchemical Body です。2冊ともシッダの際立った業績を詳細に明らかにし、ババジが地球外から来た生命ではないことを示しています。シュリー・オーロビンドが言及し、全人類に求めた心を超えた領域での人間性の変容(進化の過程の次の段階)をババジは体現しています。しかし、ババジは救世主ではないのです。新たな宗教を作るためにいるのでもありません。われわれが追従することを望んではいません。承認さえも求めません。他のシッダと同様、ババジは至高なる存在、至高なる抽象に完全に自分自身を明け渡しているのです。ババジは神の道具としてこの不透明な世界に、透明な意識の光・絶対的な喜び・至高の平安をもたらすのです。ババジは、誰もが、人間に秘められたこの偉大なる潜在能力を完成させることを望んでいるのです。

 

質問: どうして私はババジのクリヤ・ヨーガのイニシエーションを受けるべきなのですか?

ババジのクリヤ・ヨーガ: あなたは人生にしあわせを求めていますか。誰もが、多かれ少なかれ体験や英知をともなったしあわせを求めています。さまざまな経験をへ、しあわせとは何と捕まえにくいものなのかと感じるのです。人生で最も幸福であったときの事を考えてみてください。どうしてそのしあわせは続かなかったのですか。なぜ、しあわせは消えてしまったのでしょう。心配、欲望、恐れが入り込んだからでしょうか。本当にそうですか。そういった不安はどこから来たのでしょうか。

科学的なヨーガの技法を編み出したシッダによれば、そうした不安は無意識の領域から起こるのです。そこには我々の経験のすべてが眠っているのです。太陽を隠す雲のように、不安が内なる喜びを邪魔するのです。シッダは、我々人間の状態を「目を開けたまま夢を見ている」と言います。なぜなら、我々は自分のすることのほとんどを無意識的に、つまり習慣的に行ってしまうからです。深い瞑想の中で、シッダは我々の内には完全に満たされた領域、1日24時間喜びであふれ、どんな状況にも左右されない領域があることを発見したのです。我々の人間としての存在に矛盾していることは、この完全な幸せを我々が失っているということ、自分の無意識からくる反応のために失っているということなのです。

人間が普遍的に持つこのジレンマに対して、シッダはどのような解決策を提供してくれるのか。シッダは「人生におけるしあわせの量は、自己修養に比例する」と言っています。意識を伴って行動をするということが、自己修養、つまりサーダナの意味することです。この目標に対して、18人のシッダの一人、パタンジャリは『ヨーガ・スートラ』の第1章第2節でヨーガを「潜在意識から生じる作用を浄化するプロセス」と定義しています。シッダは、この浄化のプロセスを促進し、我々が習慣からではなく意識をして行動ができるように、「クリヤ」として知られる様々な技法、意識を伴った行為を作り上げました。これらのクリヤが、ババジのクリヤ・ヨーガの技法の基礎になっています。これらのクリヤを学ぶことによって、我々のしあわせは持続するようになるのです。しあわせを持続させたくはないですか?

 


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